建具用金物の選定で、とても多くお問い合わせをいただくのが
「左右勝手(右勝手・左勝手)」の話です。
寸法や形が合っているように見えても、勝手を間違えてしまうと 取り付けができなかったりします。
ここでは、金物選びで絶対に押さえておきたい
👉 左右勝手の考え方・見分け方を、現場でよくある事例も踏まえてわかりやすく整理しました。
まず結論:左右勝手とは何か?
左右勝手(右勝手・左勝手)とは、建具(ドア・扉など)がどちら側に開くか・引くか、または丁番の位置がどちら側かという方向のことです。
建築業界でも「勝手」という専門用語で呼ばれ、
- 引き戸は引く方向で勝手が決まる
- 開き戸は吊元(丁番)の位置で勝手が決まる
という判断がされることが多いです。

「勝手」の一般的な見分け方
① 開き戸の場合(丁番で判断)
「開き戸(ドア)」は、扉を手前に引いて開ける側から見たときの丁番の位置で判断します。
- 丁番が右側にある → 右勝手
- 丁番が左側にある → 左勝手

※ただしメーカーによって基準が反対になる場合もあるため、必ず商品カタログや仕様書を確認してください
② 引き戸の場合(引く方向で判断)
「引き戸」は、引く方向によって勝手が決まります。
- 右に引く → 右勝手
- 左に引く → 左勝手
という見方が一般的ですが、扉メーカーによって異なります。

メーカー別の左右勝手の判定の仕方
なんで勝手を間違えると困るの?
金物には、
- 丁番の形状
- レバーハンドルの位置
- 錠前・バックセット
など、勝手に合わせて形状や機能が変わる部分があります。
たとえば、左右勝手が違うと…
✔ レバーハンドルが逆向きになってしまい操作できない
✔ 丁番が干渉して建具が開かない
✔ 錠前が正常に作動しない
というようなトラブルにつながります。
よくある問い合わせケース
ケース①:左右勝手が分からない/曖昧
「この場合、右勝手ですか?左勝手ですか?」
とお問い合わせいただくことがあります。
ただし、電話だけでは現場を見られないため明確な判断ができないことが多いです。
そのため、可能であれば現場写真を撮って、メーカーの問い合わせ窓口で確認してもらう方法がおすすめです。
ケース②:商品写真や図面を見て判断したい
ホームページの商品写真や図面には「この写真は●勝手です」という表記があることが多いです。
👉 写真・図面と現場の金物の向きが一致するか(または逆か)を判断してください
どうやって確認すればいい?
✔ 現物を写真で撮る
少なくとも次の2点は撮影すると判断しやすいです:
- 丁番が付いている側
- 建具を動かす方向
これらの写真を、メーカーへ見せながら確認すると
「どちらの勝手か」を確実に判断できます。
メーカーごとのばらつき
勝手の基準の取り方は 全国的に統一されていないため、
メーカーによって、また商品によって基準が微妙に違うことがあります。
そのため、
👉 商品カタログ・仕様書で必ず勝手の定義を見ること
が重要です。
まとめ
左右勝手の考え方は、建具用金物の選定においてとても基本的なポイントですが、同じ建具でも判断を間違えると使い勝手や取り付けに影響します。
- 開き戸は丁番の位置で判断
- 引き戸は引く方向で判断
- ただしメーカーによって基準が異なることもある
という点を押さえた上で、
必ず「現物の状況・カタログの仕様」を基に確認するようにしてください。
補足:左右勝手についてのご案内
ROCKEYS では、左右勝手のある商品については、商品ページ内でご案内しています。
商品写真や図、説明文の中で、どちらの勝手かを確認できるようにしていますので、
ご注文前に必ず内容をよくご確認ください。
左右勝手は、
「分かっているつもりだったけれど、実は違っていた」
というケースが起こりやすいポイントでもあります。
少しでも迷った場合は、
現物の状態と商品ページの案内を見比べながら確認することをおすすめします。
どうしても分からない場合は各メーカーの窓口へお問い合わせください。




