建具用金物を選ぶ際に、
「カタログで見た色と、現場で見る色が違って見える」
というご相談をいただくことがあります。
ROCKEYSにも、
現場で撮影した画像を送っていただき
「この色で合っていますか?」「どのカラーでしょうか?」
と判定を求められることが多々あります。
ただ、正直なところ
写真だけでカラーを正確に特定するのはとても難しい
というのが実務上の実感です。
なぜ色味が違って見えてしまうのか
金物の色は、カタログやWeb上の画像だけで判断するのが難しい場合があります。
これは、同じ金物であっても、次のような要因が重なるためです。
- 撮影機材の違い(スマートフォン・カメラなど)
- 現場の照明条件(太陽光・蛍光灯・LED など)
- 撮影時の角度や影の入り方
- 写真を閲覧するモニター環境(PC・スマートフォン)
これらの条件によって、
実際の色味と写真の印象が異なって見えることは珍しくありません。
色名称だけでは判断が難しいケース
金物の色は、名称だけではイメージしにくいことも多くあります。
例えば、
- 黄銅磨き と ゴールド
- サテンニッケル と ニッケル
- ブラック と 黒ニッケル
- 古代ブロンズ と ブロンズ
- クローム と 鏡面ニッケル
いずれも似た表現ですが、
質感や光沢の出方によって印象は大きく変わります。
さらに、
パソコンやスマートフォンのモニター設定によっても
色の見え方は変わってしまいます。
写真による判定が難しい理由
写真を撮ってショップに見せて判断する方法もありますが、
色味の特定としてはリスクが高めです。
例えば、下の2枚の画像をご覧ください。
- 左:カタログに掲載されている色見本
- 右:現場で撮影した実物の写真


このように同じ金物であっても、
- 撮影機材の違い
- 現場の照明条件
- モニター環境
などの影響で、
色が違って見えてしまうことがあります。
そのため、
写真だけをもとにカラーを正確に特定するのは難しい場合がある点にご注意ください。
一番確実な方法:メーカーショールームで確認する
色味について最も確実なのは、
メーカーのショールームで実物を確認することです。
実物を見ることで、
- 色味
- 光沢
- 質感
をその場で確認できます。
ショールームの情報は、
多くの場合、メーカー公式サイトで案内されています。
「どうしても色で失敗したくない」
という場合には、ショールームでの確認も一つの方法です。
色に関する注意点(重要)
同じカラー表記であっても、
製造ロット(lot)の違いによって発色が異なることはよくあります。
例えば、
- 黒っぽく見える
- 茶色っぽく見える
など、同じ色名でも印象が変わることがあります。
特に、黄銅製(真鍮製)のレバーハンドルなど
化学反応による着色(例:古代ブロンズなど)の場合、
工程上、毎回まったく同じ色味にはなりません。
そのため、
現在使用している金物と
完全に同じ色になるとは限らないことを前提に選ぶことが大切です。
まとめ
建具用金物のカラーは、
- カタログの色
- 現場で見た色
- 写真で見た色
が一致しないことがあります。
これは不良や誤表示ではなく、
環境や条件による見え方の違いが主な原因です。
色について不安がある場合は、
- 写真だけで判断しない
- 色名称の違いを理解する
- 可能であればショールームで実物を確認する
といった方法をおすすめします。




