公共の施設のバリアフリー化が進む中で、引戸が増えているのにお気づきですか?
駅や高速道路の多目的トイレ(だれでもトイレ・みんなのトイレ)
病院の診察室の入り口
老人ホームの個室の入り口
引戸は開き戸に比べて
「車いすを操作しながらでも開閉しやすい」や
「身体が不自由な方でも開け閉めしやすい」という利点の他にも
「扉の開閉スペースを気にする必要がなくスペースを有効活用できる」といった
メリットがあります。
そのため近年一般住宅でも引戸の需要が増えています。
一般住宅用の引戸
一般住宅で良く使われる引戸システムの中から特徴的な商品を3点ご紹介します。
A:吊り戸 半自動タイプ
▼代表的な商品 |
特徴 ・吊り戸なので、床面にレールが不要。段差がなくお手入れが楽 ・上部にゼンマイが入っていて、軽く手で閉めるとゼンマイの力で最後までゆっくり閉まる ・手動タイプに比べて高価 |
B:吊り戸 手動タイプ
▼代表的な商品 |
特徴 ・吊り戸なので、床面にレールが不要。段差がなくお手入れが楽 ・半自動タイプに比べて安価 ・タイプによりストッパーや戸当たりをつけることでバタンと閉まるのを防ぎます。 |
C:後付タイプ
▼代表的な商品 |
特徴 ・一般的な引戸(下レール・戸車タイプ)に後付できる。 (とくびを切って戸車とレールをとりつけます。のこぎりとドライバーがあれば施工できます) ・軽く手で絞めると最後までゆっくり閉まり、バタンと大きな音がしない。 |
上記3タイプはいずれも引戸システムの部品セットのみの販売です。
扉板は大型のホームセンターや建材通販で購入可能です。
また、建具店や木工所で好きなデザインで制作してくれる場合もあります。