ファミレスやカフェ等でよく見かけるもので
「客席と厨房やレジを仕切る扉で、手前側にも奥側にもどちらにも開く扉」の
名称をご存知の方っていらっしゃいますでしょうか??
このような扉のことを、私たちは「スイングドア」や「カウンター扉」「ウェスタン扉」「バッタリ」「自由扉」などと呼びます。
で、この扉の名称をご存じない方が決まって形容されるのが
西部劇に出てくるような・・・酒場の出入り口の扉みたいなの・・・名前が分からないけど、そういう扉を作りたいんだけどどうしたら・・・?
7割・8割方のお客様がこう形容されるので、私たちスタッフは
「西部劇の・・・」と伺う時点で、ご案内すべき金具の察しがついております(笑)
出典:http://www.wikiwand.com/ja/西部劇
スイングドアの作り方
スイングドア(カウンター扉・ウェスタン扉)の特徴は、
「1.押しても引いても開く」「2.手を放すと元の位置へ勝手に戻る」ことです。
この二つの機能を併せ持つのが「自由蝶番」と「グレビティヒンジ」です。
それぞれ特徴がありますので、ご紹介します。
蝶番が2枚合わさったような形状をしています。 バネの力で元に戻ります。 動力がバネなので、戻るスピードが速いのが特徴です。 稼働時にギッタンバッタン音がします。 バネが劣化して力が弱まった時がお取替え時期です。 バネの強さを調整して開閉速度を変えられるタイプもあります。 |
扉を上下で挟み込んで取り付けます。 下部の金具の中にタケノコ状のカムが付いていて、 カムの傾斜に沿って扉が元の位置に戻ります。 動力が「扉の重み」なので、戻るスピードはゆっくりで音が静かです。 扉が重いほど戻るスピードが速いです。 バネなどの機構を使っていないので、壊れにくいです。 カムの位置を変えることでストップ位置を変更できます。 |
普段なかなか意識しないと思いますが、
通常の蝶番(ヒンジ)は「一方側にしか開かない」し、「手を離したとき、元の位置に戻らない」のです。
そのため、スイングドアには上記のような特殊な蝶番(ヒンジ)が要ります。
ご自宅のキッチン・職場の給湯室の入り口など
「スイングドア」をつけたいな・・・という個所にDIYするのも素敵ですね!
小さなお子様やペットへの対策でプチリフォームされる方も多いようです!
そういえば西部劇って、最近みかけなくなったような気がします。
以前はよくテレビで放送されたり、お笑いのコントで出てきてたりしたような・・・。
「西部劇のような」という形容詞が通じる時点で世代がバレたりして?(*^_^*;)
ロッキーズでご購入いただけます!
自由蝶番
両開き用と片開き用があります。 水がかかる場所でお使いの際はステンレス製のタイプがお勧めです。 |
グレビティヒンジ
スイングドアに適したグレビティヒンジは No.1602U(カウンターヒンジ)ですが、他にも No.1602C-C、No.1602C、No.1602NB でも スイング扉が作れます。 (全てステンレス・またはステンレス+樹脂製です。) |